2019年度夏縦走合宿

2019年度夏縦走合宿 山行記録

   作成者:保坂・天内

日程: 2019年8月7日~8月15日 

場所: 後立山連峰

メンバー: CL 4年  阿部 隼

      SL 2年  石山 達士

      記録 4年  保坂 祐也

      食糧 2年  天内 雄靖

      

【行動記録】

1日目 8月7日   晴れ

起床(4:00)→朝食(5:00)→出発(6:00)→剱御前小舎(6:53)→雷鳥沢キャンプ場(8:19)

 夕方に雨が降るも、行動時間中は快晴だった。短い行程だったものの入山日同様連日の疲れもあってか、重いザックに平澤は翻弄され続けていた。室堂にて荷物を送り返したのち平澤と武村を見送る。

2日目 8月8日  晴れ

起床(1:00)→朝食(2:00)→出発(3:00)→一ノ越山荘(4:40)→獅子岳(6:51)→ザラ峠(8:06)→五色ヶ原(8:56)→刈安峠(10:35)→平の小屋(11:50)→針ノ木谷船渡場(12:40)→幕営場所(13:05)

 本来であれば2日間に分かれていた行程を1つにつなげた。五色ヶ原山荘までのルートは昨年も利用したからであろうか、比較的楽に進むことができた。しかし五色ヶ原山荘から船着き場までの道のりは暑さと湿気で地獄のようだった。全体を通してパーティの雰囲気が一番悪くなったのは意外とこの場面かもしれない。テントを予定していたよりも前の沢付近に張ることになるが次の日の行程に影響は出なかった。

3日目 8月9日  晴れ

起床(3:00)→朝食(4:00)→出発(5:00)→南沢出会い(5:34)→針ノ木小屋(13:21)

 この日も1日中快晴だった。南沢の水位は晴れが続いたためか昨年よりも低かったとのこと(阿部談)。高度を700メートル上げるということで上り続きの行程になったので疲労もたまった。途中ルートを間違ったことにより時間をロスし、天内が落石に遭い負傷する。

4日目  8月10日  晴れ

起床(2:00)→朝食(3:00)→出発(4:11)→針ノ木岳(4:56)→スバリ岳(5:43)→赤沢岳(7:16)→鳴沢岳(8:10)→新越岳(9:30)→種池山荘(11:02)→冷池山荘(13:19)

 またまたこの日も1日中快晴。日の出前の涼しい時間帯は苦も無く進んでいけるものの日中は苦しい戦いを強いられた。特に最後の爺ヶ岳ではだらだらと長い上りと下りによってメンタルを削られた。途中見えた冷池山荘のテント場がかなり混雑していたため、先遣部隊が走った。結果として夜土砂降りになったのでこの判断は適切だったといえよう。

5日目  8月11日  晴れ

起床(1:00)→朝食(2:00)→出発(3:08)→鹿島槍ヶ岳(4:45)→キレット小屋(6:35)→五竜山荘(11:13)

 テント場スペースを確実に確保するべく、3時出発と早めに変更。鹿島槍ヶ岳山頂付近で日の出を迎えた。八方キレットを見据えて、ヘルメットとハーネスを装着。登山者が多いため、譲り合いながら、慎重に通過した。早めに到着した五竜山荘では、難なくテントを二張張れ、快適に過ごした。14時の時点で、テント場は殆ど埋まってしまっていた。

6日目 8月12日 晴れ

起床(2:00)→朝食(3:00)→出発(4:08)→唐松岳頂上山荘(6:23)→天狗山荘(11:03)

この日もテント場スペース確保のため、早めに出発した。不帰ノ嶮は、ヘルメットとハーネスを装備して、通過した。高度感にさえ、慣れれば、何も問題はなかったが、落石には特に注意が必要であった。早い到着のおかげで、テント場も問題なし。時間が遅くなると、やや混み合った。

7日目 8月13日   晴れ

起床(2:00)→朝食(3:00)→出発(4:05)→白馬山荘(6:20)→雪倉岳避難小屋(8:33)→水平道分岐(11:10)→朝日小屋(12:34)

雪倉岳を過ぎると、木道の多い快適な道で、見晴らしもよく、また花畑もあり、楽しんで歩くことができたが、小さな昇り降りが連続し、照り付ける真夏の強い日差しに体力を消耗した。テント場のスペースは、たとえ到着が遅くても、確保できたであろう。

8日目 8月14日   晴れ

起床(2:00)→朝食(3:00)→出発(4:00)→朝日岳(4:52)→サワガニ山(9:45)→栂海小屋(11:38)

 序盤の朝日岳を含めて、虫が多く集ってきて、やや難儀した。この日も、細かいアップダウンと、強い日差しに苦しめられた。栂海小屋には水がないので、北又の水場で、できる限りの水を汲んだ。栂海小屋のテント場は石などがなく、平らな芝生で寝心地が良かった。日差しが強く、テント内が蒸し風呂状態だったので、到着後は小屋内で涼んで、時間を過ごした。

9日目  8月15日   晴れ

起床(0:00)→朝食(1:00)→出発(1:23)→→白鳥小屋(4:45)→栂海新道登山口(9:02)

 台風が四国あたりに接近する予報だったが、前日までと比べて、やや雲が多いことと、風が強めであったことを除けば、樹林帯の道が多かったこともあり、ほとんど我々には影響がなかった。前日までと同様、虫と暑さに苦しめられた行程だった。水に関しては、朝食を水不要のものに変えることで、節約して、何とか行動水分を捻出したが、消費量の多い天内に関しては、黄蓮の水場で給水した。膝を痛めていた石山が、下りの多い道にペースダウンしたが、無事4人全員親不知まで辿り着くことができた。

Rikkyo Alpine Club

立教大学山岳部

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